days

妄想デート、moimoi_azkのことばで。

day6

二人並ぶのにちょうどいいキッチン。休みの日の楽しみ、私が刻む野菜の音を聞きながらそっとあなたはそれを入れる器を差し出す。次は何をしましょうか?なんて顔をしているから、こういう時間にぴったりの音楽をかけてと頼んでみる。ピアノ曲や懐かしい曲、織り混ざったプレイリストに包まれながら、彩り溢れる具材をフライパンに放り込んだ。塩胡椒の加減をみてると控えめに差し出されたコップに注がれたチューハイ。休日だしいっか、と二人で乾杯する。私はフライパンから目を離してることに気づき慌て、あなたは食器の支度をする。できた!と私が言った時、後ろでカシャリと音がした。振り返るとまたカシャリ。ランチを盛り付けて、またカシャリ。冬の割には暖かい日差しが漏れる部屋で、いただきますをした。